印鑑を作成する前に

印鑑が必要な場面は、社会生活を送ってる中では結構多く存在します。
印鑑には、実印、銀行印、認印と呼ばれる種類があり、実印は役所に印鑑登録し、法律上の権利義務の発生が伴う重要な印鑑です。銀行印は、銀行や郵便局などの口座を開くときに届出する印鑑です。認印は、郵便物や宅急便の受取の際に利用したりなど、日常的に利用頻度の高い印鑑です。これらは厳密な形の違いで分かれているものではなく、銀行印を実印・認印と併用する人もいます。ただし、実印や銀行印は紛失・盗難を避けるために、認印とは別にして大切に保存しておくのが望ましいでしょう。
実印が必要な書類としては、契約書や遺言状などの公正証書の作成時や、不動産・マンションの取引時、自動車の取引、保険金や補償金を受け取るときなどがあります。
印鑑を作成する機会で多いのは、親から独立して一人立ちする時や社会に出る時ではないでしょうか。また、今では卒業式のお祝い品として印鑑を作成してくれる学校もあるそうです。

印鑑の素材について

何かと重要な書類や手続きの時にはその出番となる印鑑ですが、この印鑑を作成する際には、まず印鑑そのものの素材を選択しなければなりません。印鑑の素材は印材という言葉で呼ばれることもありますが、実に多くの種類があります。
大別すると、動物の牙や骨、金属、石、植物、陶磁、プラスチックなどがあります。
そして、それらを細かく見てみると、金属には金、白金、青銅や銅の合金や鉄、チタンなどがあります。動物の牙や骨などでは、象牙、鯨の骨、水牛の角、鹿の角、貝殻、べっこうなどがあります。次に石ですが、天然石と人工石があり、天然石には翡翠(ヒスイ)、虎目石(タイガーアイ)、メノウ、コーラルアゲート、ローズクォーツ、水晶などがあります。人工石としては、水晶、黄水晶、アメジスト、ルビーなどがあります。金属では有名なのは金で、歴史的にも金で出来た金印は朽ちることなく、とても貴重なものとされてきました。

印鑑の文字の書体について

印鑑を作成する場合、素材の次に決めるのは文字の書体です。
印鑑としての機能は大きく違いはありませんが、文字の書体はその印鑑を用いる場面などに合わせて決められることが多いようです。
代表的な書体としては、楷書体、行書体、草書体、篆書体(てんしょたい)、隷書体(れいしょたい)などがあげられます。
楷書体は一画一画をきっちりと書く、現代で一般的に使われる文字に近いものです。そのまま見ても比較的読みやすい文字体であるため、認印に用いられることが多いようです。行書体は楷書体と比べると、少しやわらかく崩した感じの文字体です。草書体はこれら2つと比べると大変読みにくい文字体で、一文字ごとに省略や簡略の方法を覚えないと読むことが出来ません。そのため、印鑑作成においてはあまり用いられていないようです。篆書体は、法人の印鑑作成の時によく使われる文字体で、個人の実印としても作成されることが多い文字体です。隷書体も楷書体や行書体と同じく、比較的読みやすい文字体で、印鑑作成においては用途を問うことなく用いられる場合が多い文字体です。
このように一口に印鑑と言っても、素材と書体の組み合わせによって、様々なバリエーションが存在します。

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Copyright © 2008 印鑑を作成する際の素材・書体について